第2章

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「お前の好みなんか聞いてねぇし!」 「ねぇ…」 「はい…?」 「あんた…キレイになりたい?」 櫻宮が私に聞いてきた。 「そりゃあ…まぁ…」 「はぁ…はっきりしろよ」 「キレイになりたい…!」 「よし…まず髪型からだな…ショートにするか…」 「「はぁ!?」」 私と大塚の声がはもった。 「まってよ!!髪は女の命なんだよ!?」 「せや!せや!それに俺ロングの方が好きやねん!」 「「だからお前の好みなんか聞いてねぇって!!」」 中内と櫻宮がすかさず突っ込んだ。 「………すまん…」 「髪は女の命!!!」 「うっせぇ!!そんなの知ったこっちゃねぇ!お前キレイになりてぇんだろ!?」 「そうだけど……」 「じゃぁ俺らの言う通りにすりゃぁいいんだよ!」 むかつく… やっぱ俺様は嫌いだ……
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