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「間抜け顔」 キス魔変態は、私の両頬を軽く摘んだ。 「にゃに、しゅんにょ」 「はっ?はっきりしゃべれよ。」 何よ! あんたが頬摘んだりするからしゃべれないんだよ。 私は、キス魔変態の腕をバシバシと叩いた。 「おっ!わりぃ」 うん? このやり取り……。 「ふぎゃ~っっ!」 「猫か?」 思い出したわよ! あの映画館での出来事。 腹が立つ! こんな奴が彼氏だなんて、絶対に嫌だ。 でも……キスした事……翔に知られちゃう。
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