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「あっ!杏ねぇ~ちゃん。今帰りなん?どうやったデート?」 玄関を入ろうとしたら突然、背後から声をかけられた。 私に声をかけたのは、母親が違う可愛い弟で翔(ショウ) 「うっ……翔ぉ~。」 私は、翔に泣きながら抱きついた。 「うわっ!どないしたん?杏姉ちゃん」 私は、いつも何かあると翔に抱きついて泣いたりしてしまう。 「うわぁ~ん。翔ちゃ~ん」 「とにかく、中に入ろうや…杏姉ちゃん。」 翔は、私をなだめるかのように背中をポンポンと叩いた。 そうされると私は自然と落ち着くのです。
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