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それでこのゾンビ達の群を見る羽目になったとさ、メデタシメデタシじゃない! 冷静になり辺りを見回した。 私は一番後ろの真ん中に座っている。 館内のお客は、5人くらいしかいなかった。 何故に私の隣に人がいるんだ? 他に席、空いてるじゃん。 ガシャ~ン! 「ひィ………ウッ……」 叫び声をだしかけた時に、隣の男性に手で口を塞がれた。 「お前うるせぇ~。叫ぶんなら見なきゃいいだろっ……ふざけやがって…。」 何なの何なの! さっきからいるんなら、もう少し早くに注意したら良いじゃん。 「ウッ…ウウッ…ウ~ウウッ!」 「はっ?ちゃんと喋れよ!」 あんたが口塞いでたら喋れないじゃん!! 私は、思わず塞いでる男性の手をバシバシと叩いた。
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