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「あっ…」
男性は、ようやく塞いでる手を退けてくれた。
私は、立ち上がり男性が座ってる逆の方から館内を出ようと歩きだそうとした。
あれ?
なんか後ろに引っ張られるんだけど……。
振り返ると、男性が私の腕を掴み引っ張っている。
「ちょっと……キャッ」
そして今度は、思いっきり引っ張られたもんだから、私は男性の座っている所に倒れ込んだ。
「イタァ~ッッ……。」
上体を起こそうと顔を上げるとすぐ近くに男性の顔があった。
暗くて横顔だったからよく分からなかったけど、同じ歳くらいかな?
かなりのイケメンのような気がする。
けど口悪いから最低な奴。
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