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「何、ぼっ~としてるの?」 横に座ったキス魔変態が私の顔を覗き込みながら言った。 「へっ?何にもないよ。」 キス魔変態の顔の近さにビックリして後ろに転びそうになった。 「危ない!」 そう言って、キス魔変態は私の腕を掴み自分の方へと引き寄せた。 私は、キス魔変態に抱きしめられる形になってしまっている。 「映画館、ごめん。」 キス魔変態は、翔達に聞こえない声で私の耳元で囁いた。 翔達は、ゲームに夢中になっていて私達の事は気づいていなかった。
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