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ゆっくりとキス魔変態の顔が近付いてくるから、綺麗な顔立ちがハッキリと見える。 どうしよう……なんだか抵抗出来ない。 そのまま、キス魔変態の唇が私の唇に触れた。 映画館でされたキスとは違う優しいキス。 頭の中が真っ白になる。 「これが初めてのキスだ。映画館のは事故だからな。」 頭を軽く叩くと、優しく微笑んだ。 そんな顔されて、言われたら勘違いしちゃうじゃない。 キス魔変態は、私を好きじゃないんだって事を忘れちゃうよ。
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