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「杏ねぇ?どないしたん?顔赤いけど大丈夫なんか?」 私の額に、翔の額が当てられている。 「うわっ!」 思わず、大きな声を出して、後ろにのけぞってしまった。 「あ……杏ねぇ?」 いつも熱がありそうな時にする翔の行動。 今、自分の気持ちに気付いた私には、恥ずかしくて無理。 そんな風に、されたらもっと好きになって、キョウダイって忘れちゃう。 何故、私達はキョウダイなの?
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