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「邪魔者は俺か?」 「何をアホな事、言うてんねん。邪魔者なんかやない。」 翔は、慌てた感じでキス魔変態に言う。 「あんたら、早よ行かな遅刻するよ。」 義母が玄関から顔を出して言った。 すっかりと忘れていたけど時間ギリギリだった。 このままだと遅刻だよ。 「翔、遅刻しちゃうよ。」 「そやった。早よ行こう。」 私達は、義母に教えてもらった事に“ありがとう”と言って、足早に学校へ向かった。 向かっている途中は、3人ともに無言で周りから見たらきっと喧嘩でもしているように見えたかもしれない。
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