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男性は、立ち上がり私の腕を引っ張って館内から出た。 「ちょっと!映画観ないんですか?」 「面白くなくなった。お前のが面白い。」 男性は、そう言うと鼻で笑った。 なんなの? むかつく! 「離して下さいよ!」 「嫌だ。感じさせてやる。」 意味わかんない! 私は、怒りにまかせ、男性のスネを思いっきり蹴った。 男性は、苦痛に顔を歪み私の掴んでる手の力が緩んだその隙に、走って映画館から逃げ出した。
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