3人が本棚に入れています
本棚に追加
宣告から3日後、奏は学校に行くと俺に告げて、俺を待ってた。
もうすぐ冬がくると言うのに奏のスカートは短い。
「待った?」
「や、普通。ってか、寒いね今日…」
「スカート短いからな。自業自得だな。」
「長いのより短いほうがあーくんだっていいでしょ?」
いや、待て。
俺はどこかの変態オヤジか!?
「アホか?…ほら、これ着とけ」
昶は鞄から上着を取り出し奏に渡す。
「わー…ぶかぶかー」
「チビ」
「うるさい!もー、早く出発!」
「はいはい」
早く出発なんて言われたからわざとスピードを出す。
「ひゃっ、速いっあーくん!」
必死に昶にしがみついて訴える。
「早くって言ったべや」
「普通でいいから」
「奏?」
奏は昶に手を回し俯いた。
「気分悪いか?」
「ううん、違うよ」
「何だよ」
「あーくん暖かいねー」
ちょっとドキドキしてた俺死ね!!
あー…ってか…うん。
「あーくん?」
最初のコメントを投稿しよう!