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ディー、ネヴィー、セイン、ザリットの四人が談笑していると、またもや出入り口の扉が開いて人が入ってきた。
恐らく十代後半と思われる年齢の青年は、酒場でくつろぐ四人を見つけると声をかけた。
?「あれっ、いらっしゃい。
確かうちの宿屋に泊まってるお客さんだったな?
腹でも減ってるのか?待たせたな、今から用意しよう」
ネヴィー「ザリットは腹減ってるみてえだけど、俺達は酒場のマスターに頼みがあって待ってたんだ」
マスター「ん?俺に?」
セイン「その前にザリットさんにご飯作ってあげてくれるかな?
彼、ゲッソリしてるよ」
ネヴィー「おいっ!?大丈夫か?!」
ザリット「メシー…」
マスター「うわっ!?今急いで作るよ!!
それまで…そうだな、これでもかじってな」
マスターはそう言って手荷物の中にあった何かの木の実を手渡した。
しかも殻付である。
ディー「鬼だ…」
ネヴィー「他にも食い易いのあんじゃねえの?」
マスター「え?」
ザリット「ガクッ」
セイン「わー?!ザリットさん?!」
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