💠1#1:どんなケーキが好き?

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ディー、ネヴィー、セイン、ザリットの四人が談笑していると、またもや出入り口の扉が開いて人が入ってきた。 恐らく十代後半と思われる年齢の青年は、酒場でくつろぐ四人を見つけると声をかけた。 ?「あれっ、いらっしゃい。 確かうちの宿屋に泊まってるお客さんだったな? 腹でも減ってるのか?待たせたな、今から用意しよう」 ネヴィー「ザリットは腹減ってるみてえだけど、俺達は酒場のマスターに頼みがあって待ってたんだ」 マスター「ん?俺に?」 セイン「その前にザリットさんにご飯作ってあげてくれるかな? 彼、ゲッソリしてるよ」 ネヴィー「おいっ!?大丈夫か?!」 ザリット「メシー…」 マスター「うわっ!?今急いで作るよ!! それまで…そうだな、これでもかじってな」 マスターはそう言って手荷物の中にあった何かの木の実を手渡した。 しかも殻付である。 ディー「鬼だ…」 ネヴィー「他にも食い易いのあんじゃねえの?」 マスター「え?」 ザリット「ガクッ」 セイン「わー?!ザリットさん?!」
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