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ところまたまた変わって酒場。
カランカラーンと出入り口のベルが鳴って、三人は一斉に振り返った。
セイン「あれっ?ザリットさんだ」
ザリット「あー、ハラ減ったー!マスター居る?
チビ共が俺の食いもん全部持ってっちゃってさー、すっげー腹ペコなんだって」
ディー「残念だったな。マスターは外出中だぞ」
ザリット「お?どうした?
あんたらも揃って腹でも減ってるの?」
ディー「皆でケーキを作るから、キッチンを借りようと思っててな」
ザリット「へー、ケーキね。チビ共が喜びそうだし良いじゃん。俺も混ぜてくんない?」
ディー「良いんじゃないか?後でシアオエに伝えておこう」
セイン「ザリットさんはケーキ好きなんだっけ?甘いもの大丈夫?」
ザリット「甘いのは得意じゃねえけどさ、リンゴのケーキなら大歓迎だな!」
ネヴィー「それなら、アップルパイかリンゴのタルトが無難じゃねえの?」
ザリット「マジで良いの?!よっしゃーッ!!
言ってみるもんだね!久々の手料理だ!」
ネヴィー「お前どんだけ食ってねぇんだよ…」
ザリット「いっつも非常食かチビに先越されてっからなー」
ディー「じゃあ、今回はよだれが止まらなくなるほど旨いケーキを作ろうな」
ザリット「オーケーオーケー。
しっかし嬉しいけど、メシが名残惜しくなって炭鉱に戻れなくなりそうだな」
セイン「あはは、今のうちに楽しんだ方が良いって思っておこうよ」
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