与えられた蝋印

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[ヤァ。私ヲ出シテクレルノカイ?] 「え」 そう本から聞こえてきた瞬間 一気に本から溢れた光が膨張した。 ――ヒッ――――――!!!!!! それは光の風となり、その場を襲った。 溢れ出す強い光に思わず目をつぶる。 そして、周囲から聞こえる悲鳴、叫び。 「―――――きゃあぁ!!!!!」 「―――うわぁぁあ!!」 周りの作業員は殆ど飛ばされた。 その光の風は新本を中心に円を描くように拡大したのだった。
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