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「…。」
脅かしてきた男は耳元に唇をよせてソヨソヨと囁く。
生ぬるくて気持ち悪い。
「怯えなくていいんだよ?僕たちは、君にとても良いものを売ってあげるんだよ?」
目の前に出された紙は
明らかに変な絵だ。
しかも油彩で軽く形をとって色をのせたような安っぽい物。
裸の女が男数名に殺られてる絵だ。
…冗談じゃない。
「たったの100ユーロでいいよ!」
タバコを加えて二へと笑う。それさえも唇が震えた。
こいつ等、馬鹿だ。オカシイ…怖い
意味不明
ああ。怖い。怖い怖い…
でも、一瞬でも気を抜いてこいつらに捕まる隙を与えてしまったんだ。
馬鹿なのは自分だ。
…最悪だ。
、
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