ある春の出会い

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「オレ達と遊びに行こうよ~。」 「何か奢るからいいだろ?」 あんた達は一体、いつの時代のどこから来たんだ? 僕、天海翔太はそう言いたくなるナンパを見てしまった。 いやこれはもう発見て言っていいんじゃないか? 優香「アイツらは一体いつの時代のどこから来たのかしら?」 一緒にいたクラスメートの宮下優香が代わりにツッコミをいれてくれる。 翔太「それについては僕も同意見だよ。今時あんなナンパ聴いたことないよな。」 優香「それも気になるけど何かしらね。あの格好は?北斗の拳にでも出演したいのかしら?」 金髪モヒカンにスキンヘッド……… 翔太「確かにツッコミ所満載な二人組みだけど、あの娘を助けない訳にはいかないよな。」 優香「あら、翔太にそんな力と度胸と王子様的性質あったかしら?」 翔太「何だよ、最後の王子様的性質って!今それ関係ないだろ!?」 優香「何言ってるのよ。こういう状況下じゃ一番必要……… いえ、二番目に必要よ。」 翔太「何!?二番目なの?じゃあ一番は何だよ?」 優香「ギャルゲの主人公的性質よ。」 翔太「どっちも普通の人はもってねぇよ!」 優香「あら、主人公ならこの後助けてキスをすれば彼女はあなたの許嫁かもしれないわ。 かつて助けていきなりキスした主人公がいたわよ。」 翔太「それを僕がやったら確実に捕まるな。」 少女「何なのよあんた達、放しなさいよ!」
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