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「………。」
目を開けると天井が見えた。外に目を向けると昼頃なのだろうか明るい。
「…っ…。」
布団から起き上がると鋭い痛みが身体に走り息を飲みうずくまると、そこへ女中が入ってきた。
「!成実(しげざね)様お目覚めになられたのですね!」
そう言うと、パタパタと急いだ様子で廊下を走って行ってしまった。
「……。」
先程から思っていたのだが、ここは一体何処なんだろうか?
記憶を探ってみても真っ白で、起きてからのことしか覚えていない。
自らの名前すらも覚えていない。
俺は
一体誰だ?
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