4/4
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
「すいません💧コレ…💧」 おずおずと傘を差し出す。その傘には、 「あっ。」 幼い子供が書いたような、お絵書き(落書き)がいっぱい油性マジックペン、無色の空色の傘に書いてありました。 「すいません💦多分家の妹と弟が、弁償します💦」 「あっ、大丈夫です。それに、私、この傘…とっても可愛いです。」 「えっ?」 「だって、無色も寂しいでしょう。こんなににぎやかな傘になって嬉しいです。」 「すいません。ありがとうございます。」 と、彼はおじぎをした。 「いえいえ。こちらこそ。」 と、私もおじぎをした。 「あの、今日のお詫びもかねて、お礼がしたいので明日、またここのバス停で会えませんか?」 「あっ、はい。大丈夫ですよ。」 「では、約束ですね。」 「はい。」 その後、私達は、ゆびきりをした後に別れた。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!