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「すいません💧コレ…💧」
おずおずと傘を差し出す。その傘には、
「あっ。」
幼い子供が書いたような、お絵書き(落書き)がいっぱい油性マジックペン、無色の空色の傘に書いてありました。
「すいません💦多分家の妹と弟が、弁償します💦」
「あっ、大丈夫です。それに、私、この傘…とっても可愛いです。」
「えっ?」
「だって、無色も寂しいでしょう。こんなににぎやかな傘になって嬉しいです。」
「すいません。ありがとうございます。」
と、彼はおじぎをした。
「いえいえ。こちらこそ。」
と、私もおじぎをした。
「あの、今日のお詫びもかねて、お礼がしたいので明日、またここのバス停で会えませんか?」
「あっ、はい。大丈夫ですよ。」
「では、約束ですね。」
「はい。」
その後、私達は、ゆびきりをした後に別れた。
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