第1章:魔獣系

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世界的に知られる魔獣:ドラゴン   †姿・形† 巨大な爬虫類の身体に、蝙蝠の様な翼、長い鉤爪のついた蜥蜴の様な足を持つ。 おそらく知名度のもっとも高い魔獣。   †歴史・逸話† その歴史は古く、紀元前四千年、初期のメソポタミア文明が栄えてたと言われるシュメールの円筒型の印章には、すでにドラゴンが描かれている。 これは元々、原始宗教や地母神信仰において、自然や不死の象徴として崇められていた蛇が神格化していき、ドラゴンになったと考えられる。   また古代の人々は、ドラゴンが怒ると太陽や月を攻撃する、その事から日食や月食が起きると考え、ドラゴンを恐れ敬っていた。 しかし、時代が経つにつれドラゴンは悪の象徴として描かれる事が多くなる。 これは、自然は人間によって征服されるべきものだと言う新しい思想が生まれた事に起因する。 自然の象徴であったドラゴンも人間に征服されるものと考えるようになり、人間に征服されるもの=悪となったのである。     人間がどれだけ我儘で自分本意な生き物かよく解りますね。
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