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「はーいご飯よー、お兄ちゃん」
「はーい」
今日の晩御飯は大好物の
オムライスだ
「頂いてまーす…うおっ!!
やっぱ美加の作る飯は美味いな」
「えへへーありがとー」
あーもうかわいい!!!
今すぐ抱きしめたい感情を抑えながら、ふと俺は楓を見た
楓が俺を見ている…
てか睨んでいる…
なんだ?
俺は殺されるのか?
晩御飯の途中で美加が
トイレに行った
その瞬間
「…その目玉焼きは?」
楓が聞いてきた。
「え?」
「おいしいかって聞いてんの!!」
「う…うん、まあ普通に…」
「…それアタシが作ったんだけど」
「やべぇめっちゃうめぇ…
まるでシェフが我が家にいるようだ」
「わざとらしい…」
ぷいっと顔を俺から背ける楓。
鈍感な俺でもこればかりは
やらかしてしまった…
「か、楓…ゴメンな…」
「…」
「何でもするから!! 許して!!」
「…何でも?」
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