女王様登場

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美女の顔を見て気付いた。 「ア、アンタ…まさか覗きを していた俺を殺そうとした…」 「思い出したのね変態さん。 それにしても…私にそんな 口の聞き方していいのかしら?」 や、やばい こいつ…覗きをばらすつもりか!? 出会って即効弱みを握られた… しかしここは事を大きく しないようにせねば。 「すいませんでした。 覗きなどという人間として 最低な行為に及ぼうとしていた 僕を悪の道から救い出して いただきありがとうございました」 「ずいぶん素直ね」 「悪いのは僕ですから」 「あら、あと0時間目まで 3分しかないわ」 「申し訳ございません 僕を助けたばっかりに…」 「私、遅刻を生まれてから したことないのよね…」 「は、はぁ…」 「かと言って私のか細い脚で 自転車をこいでも間に合わないし…」 「…」 「あっ、そうだ! こんなとこに逞しい筋肉を持った1年生がいるんだから 自転車をこいでもらおうかしら」 「! ちょっ…アンタ何言って…」 「いいのかしら? 断れる立場じゃないの わかってる?」 ………やられた…
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