しっかり者とツンデレ

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「……」 ドアの向こうから 物凄い眼光で俺を見てくる 女がいる そう、あいつが楓だ。 「準備は出来たの!?」 「…いえ…あの、まだ…」 「あと2分待つわ 早くしなさいよ!! 間に合わなかったら死刑よ!!」 俺は光の速さで準備をした。 「美加! 行ってきまーす!」 「頑張ってねぇー!!」 俺の高校には0時限目というのが存在するので 美加と一緒に学校には行けない。寂しいが仕方ない… 俺は勢いよくドアを開けた 「楓、記録は?」 「2分…02秒…残念。 …じ、じゃあ罰として… 今日1日ずっとアタシの側に居なさい!」 「……」 「な、何よ!? 嫌なの!? ででもこれは命令なんだから!!」 楓は顔を真っ赤にして話している これまたかわいい… そうして俺達は遅刻なんて もはや気にせず歩きだした
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