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「はい、お兄ちゃん」
美加に手渡されたのは
オカンの書き置きだった
「お兄ちゃんと美加へ
お母さんは突然ながら
友達と旅行に行っちゃいます☆
お金とかはテキトーに
銀行からおろしたからね
まあ1年くらい余裕だってー☆
じゃそーゆーことでー♪」
「…オカン…」
正直オカンは家事をほとんど
美加に任せっぱなしだったので
居なくても困りはしない
が、しかし…
「お母さぁん…」
やはり寂しがり屋の美加は
今にも泣きそうだ…
「大丈夫だよ、俺がオカンの
代わりになるから」
とりあえず不安を紛らわせる
「…うん!! お兄ちゃん
ありがとね」
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