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《こ~こ!》 上の方から声がしたので、上を見た。 すると……1匹の白い猫が浮いている。 なんだ……コイツ…。 一瞬にして、青ざめる俺。 白い猫は、妙な輝きを放ちながら、俺の前に降りてくる。 俺は、猫をポカーンと見ているだけ。 白い猫は、降りるなり、毛繕いをした。 《なんなんだ…。》 白い猫を見て驚きを隠せない俺に、白い猫は、右の前足を綺麗に整えてから冷たい眼差しで俺を見た。
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