第一章

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「ハルから連絡は?」 時刻は2時を回った。 樹は不安そうな表情のまま首を横に振る。 「マジで事故ったりしてないよね?今にも遅れたーとか言って帰って来そうだし」 「そしたらぶっ飛ばしてやるよ。17になったばかりのあたしのパンチは今までになく強力なハズ」 明るく振る舞ってるつもりでも 3人は上手く笑う事が出来なかった。 重い沈黙が辺りを包む。 その時、 ♪~♪~~♪~~~~♪~ 静寂を破ったのは 樹の携帯だった。
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