第一章

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少しして、男が店に入ってきた。 「反省してるー。やっぱ優等生君は違うねぇ。…あっ!!てめ、こら!!樹に近寄るなよ」 背が高く、異常に目立つこの男。 BREAKのギター 五十嵐ハル。 ハルは蘭を突き飛ばして女の隣に座った。 「樹ー!!俺がいなくて寂しかっただろ?蘭なんかにそそのかされて可哀想に」 「あんたもう酔ってんのか?」 呆れ顔でハルと話す樹と呼ばれた女はこの物語の主人公。 BREAKのボーカル 秋元樹。 黒猫を思わせるクールな外見と、サバサバした性格で女に好意を寄せられる事もしばしば。 樹は男より男前なのである。 「ぐがー。ぐがー...」 最後になったが、ソファーで大口を開けて寝ている男が一名。 BREAKのドラム 小林寛貴。 このうるさい中、気持ちよさそうに爆睡出来る彼はある意味凄い。
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