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「ハルー。来月あたしの誕生日だよ!!超凄いプレゼント期待してんぜ?」
場所を変え、また反省をするわけでもなく飲みまくり、潰れてしまった樹をハルがおぶって帰る途中だった。
「あー?誕生日だぁ?俺様が傍にいりゃ十分だろーよ」
「ケチぃぃぃ!!!」
「耳元で叫ぶな…」
樹とハルは恋人同士だ。
酔い潰れた樹をおぶって意味のわからない会話をしながら帰る。
過去に何回そんな場面があったか…
もう数えきれないほどになっていた。
付き合うことになったきっかけは去年の今頃、同じように酔い潰れた樹をおぶって帰っていた時──。
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