第一章

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「顔真っ赤にした樹にビンタされたんだよな…」 ハルはすでに眠りに着いている樹の寝顔を眺め、優しく微笑むと呟いた。 「選択肢は二つだ。家に来てヤるか、この場でヤるか。…どっちがいい?」 樹はスヤスヤと寝ている。 ほんのり耳と頬が赤いのは寒さのせいか、それとも─…。 「え?家に来てヤるって?…一年前と同じだな。歌姫ちゃん」
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