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コーネリア戦争後領地拡大により世界の3/2以上を収めていたユークリッド国。
だが、3年前「賢王」と呼ばれた先代の15代目国王が崩御し、その息子が跡を継いだ頃から少しずつ国力が弱まりつつあった。
決して16代目国王である「サハディン・ロウ・ユークリッド」は凡愚ではないのだが、やはり、父である先代国王と比べるとどうしても劣ってしまう。
かつて世界の3/2をを収めていた領地も今では3/1程度にまで減少した。
急ぎで手を打った停戦協定が功を奏しこれ以上の国力の衰退は防いだが、世界ではユークリッドの衰退を機に各国が動き出した。
先代の敵を討とうと力を蓄えてきた「ボルビア国」
自由と平和を信念とし、先の戦争でも中立を保った「ルクスルピア共和国」
世界一の技術力を持つ工業国家「クロスリウム国」
最近出来たばかりで小国ながらも高度成長をし続けている「リーンカイム国」
そして、ここ数ヶ月前から少しずつだが、各国の緊張は高まりだした。そう、「停戦協定」など最早名ばかりのように…
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