篠村財閥

1/22
1062人が本棚に入れています
本棚に追加
/223ページ

篠村財閥

 人類が新たなフロンティアである宇宙に手を伸ばした時、日本の企業は益を得ようと積極的に宇宙ステーション建造に貢献していく。  その企業に便乗して投資家もまた、企業に資金を投入していくことが相次いでいった。  その結果、ステーション建造は成功して企業と投資家達は莫大な益を得ることとなり、投資した者と投資していない者の間に極端な貧富の差が生まれてしまった。それでもまた満足しきれない裕福層は事業介入、株の買い占めにより、バランスが崩れ始めていく。  裕福層が中心になる形となった日本。これは政府でさえも頭を抱えてしまう新たな問題となってしまった。
/223ページ

最初のコメントを投稿しよう!