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人通りが少なくなってきた頃…
空が藍色に染まった頃…
少年には
睡魔が襲い始めていた
ウトウトしている少年を
よそに
空はドンドン
藍色を薄くしていく
そして
空の平行線の向こうには
いやらしいほどまでに輝き溢れる
一つの光の玉が
顔を出した…
そのあまりの輝きに
少年は
思わず目が覚め
少年
「うっ……」
その
強かにそして暖かい一筋の光が
少年を刺す
…少年には
その光は痛すぎた…
腕で目を覆い
その暖かい光から
逃れるように
さっきまで
漆黒の闇だった場所へ
逃げていく…
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