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「はーい、今行きまーす」
こんな朝から誰だろうと思いながらも返事をし、乱れた髪を軽く直してから俺は玄関に向かった
────ガチャ
「はい、どちら様ですか?」
鍵を開けてからドアを開くと、そこにはクロネコヤマトのお兄さんが立っていた
....あぁ!宅配便か
でも俺、何も頼んでないよな?
誰かからの贈り物か?
そんな事お兄さんをジーッと見ながら考えていたら、
「お早うございます、宅配便です!判子をお願いしまーす」
と、俺より2、3歳ぐらい年上であろうお兄さんはニコッと笑いながら元気にそう言い、俺に紙を渡した
.....朝から元気ですね
とは言えず、俺はお兄さんの元気さに若干気圧されながらも寝室に戻って判子を取り、お兄さんに渡された紙に判子を押し、お兄さんに渡す
「はい、有難う御座います!じゃあ荷物運びますね。室内に運びますか?」
俺から紙を受け取ったお兄さんは紙を折り畳んでポッケにしまってから不思議な事を言い出した。
....?普通手渡しとかじゃないか?
そんなにデカいのかなぁ....
俺は不思議に思いながらもここはお兄さんにお願いする事にした
「あ、お願いします」
と言うとお兄さんがまたニコッと笑って「分かりました」と言って頷き、
「おい、運ぶぞ」
と俺は気付いてなかったけど隣に待機していたらしい仲間の人に声をかけた
「「「はい!!」」」
「ッ!!」
待っているのは1人だけだと思ってたから、3人分の声がして地味に驚いた
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