我が家のぼかろ

始まり

｢ちょっとスミマセンー｣

｢あ、はい!｣

つっ立ってた俺はどうやら邪魔になっていたらしく、お兄さんの横で待機していたおじさんが荷物を抱えてﾘﾋﾞﾝｸﾞに歩いていった

どんな荷物なんだろ....まぁそんなに大きくないだろ.......

.........？

ってﾃﾞｶｯ!!!!何だあれ!!!!

おじさんが肩に担いでいた荷物を見た俺は思わず声に出してしまいそうになったが、何とか堪える

ちょ、おまっｗ
ﾃﾞｶいﾃﾞｶいﾃﾞｶい、何だあれｗｗｗ

おじさんが担いでいた荷物、凄く大きかったし...
多分180cmぐらいあるんじゃないか？
俺はあまりの大きさにおじさんの後ろ姿をｼﾞｯと見つめていた

それに続いて次々に運び込まれる荷物達
小さいのから大きいのまで全部で7つ
全ての荷物を運び終わった宅配の人達は｢有難う御座いましたー!!｣と元気に言って帰って行った

俺は目の前に並べられた荷物に唖然としながらも宅配の人達にお疲れ様です、と言った

.......さて、どうしようか

＊＊＊

｢うーん......｣

俺はｿﾌｧに座り肘掛けにもたれかかりながら床に置いてある箱を見つめる

.....ホント、何なんだろこれ

俺はしばらくその箱達を眺めた後、とりあえず箱に近付いてみる

ｼﾝﾌﾟﾙなﾊﾟｯｹｰｼﾞ、箱の右上部には[YAMAHA]の文字
YAMAHA...あぁ!音楽のYAMAHAか
って事は音楽関係の何か、か？

その[YAMAHA]の文字の下には、ｶ、ｲ、ﾄ...｢KAITO｣の文字が
.....KAITO？

他の荷物も見てみると｢MEIKO｣｢初音ﾐｸ｣｢鏡音ﾘﾝ･ﾚﾝ｣｢巡音ﾙｶ｣｢神威がくぽ｣

.....何だコレ