1/10 日本武道館

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【ENCORE2】 THE FINAL 出て来たメンバーを叫びながら見つめる。何があるのか?私の頭の中にはコンビニしか残っていない。イントロ…FINAL!!一番の大歓声!!私も奇声を上げた気がする。いや、ここは普通におい!みたいな感じだったかも。左の男と若干の肩の場所の取り合いをしながら左手を上げる準備をする。お立ち台の上、最後のサビで京が、手、のー!って言ってくれた、それは涙ながらに、中には…ってみんなで大合唱。I can't liveもこれ以上ないくらい。京にだけ照明が当たり最後、咲かせようは昔やってくれていた、さぁ~かせ……よ~う…ブツッ!!ってやつもやってくれた。照明が落ち大歓声。 INCONVENIENT IDEAL お立ち台を降り、歌う京。バックスクリーンには昨日と同じようにしわしわの手のアップや顔。バックドロップにはAVERAGE PSYCHOのジャケットの柄のような線。多分皺かなんかの細胞レベルのアップなのかな…わからない。最後蛍光紫に赤が混じったような独特の光に包まれ枯木のバックドロップを背に、京の高音が綺麗だった。 VINUSHKA 「最後です。お前らの声聞かせてくれ!!!」………叫んだ。叫んだよ。最後です、って、その時は曲が最後だから言ったのかとだけ思っていたけど、後から考えると、UROBOROSの終幕であり、意味深な敬語が示すところは考えたくもない。色んな憶測だけが飛び交う。ここが真実だ!って、もう聞けないんだ……叫んだ。京も最後だからか、最初のサビは煽らず歌った。私は無心だった。何も考えなかった。今思えばもっと最後のVINUSHKAを聞き遂げれば良かったと思う。昨日と違って原爆の映像はなかった。最後、京が生きることさえ罪なのか、と叫んだ後、バックドロップにはUROBOROSと赤い字で大きく映し出された。その文字に、終わりを感じて泣いた。大泣きした。今思い出しても泣けてきた。 メンバーは何も言わず何も投げずSE.SA BIRに合わせてはけ、残ったバックドロップにはUROBOROSの文字と、スクリーンにはUROBOROSの全ツアーが流れ始めた。一昨年の大阪城ホールから始まった海外を含めた全ツアー。私が今日着たTシャツAのバックプリントにもある全ツアー名。拍手が、鳴り止まなかった。
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