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私のマスターは、優しい人だった…
だからって…あんな死方なんて…
マ:よし!ミク、今日も歌の練習頑張ろうか!
ニコニコ笑いながら、マスターが言う
ミ:はい!マスター*゚
ミクも、ニコニコ笑いながら言った
私は、優しいマスターが好きでした…
けど、今はそうは思えません…
マ:あっ!今日、出かけないといけなかったんだ…
ミ:そうなんですか?じゃあ、私も行きますよ?
マ:えっ!?いや…今日は、一人で行くよ;
ミ:なんでですか?
マ:えっと…;
ミ:わかりました…
マ:ごめんな;
ミ:いいですよ…
マ:しゅんとするなよ…;
マスターは、ミクがしゅんとしたのを気に掛けた
ミ:だって…
マ:…ミクは、いい子だから留守番出来るだろ?…
ミ:はい…
マ:もう…ほら…
マスターは、ミクの頭をなではじめた
ミ:マスター…*゚
マ:クスッ…じゃあ、行って来るな(微笑)
ミ:行ってらっしゃいです♪
この時に、マスターを止めてれば良かったのに…
―数時間後―
ミ:マスター、遅いなぁ…
そうだ!晩ご飯作ってよ♪
らーららら、ららら♪
らーららら、ららら♪
ミ:あっマスターから電話だ♪
もしもし、マスター?
えっ…そんな…
だって!さっきまで、元気に…
電話は、マスターからではなく、病院からだった…
マスターは、小さい子供を助けようとして
トラックに跳ねられたらしい…
即死……
~病院~
医者:こちらです…
ミ:はい…っ!?マスター…
マスターは、いつもと一緒で微笑んでた…
違うといえば…
いつもは、キラキラ光っている笑顔が光ってない…
これが、本当にマスター?
私は、違和感を感じた
マスターだけど、マスターじゃなく感じた…
涙が、止まらない…
看護師:ミクさん…これ、彼が握ってたものです
ミ:えっ?
看護師さんが持ってたのは、小さな包み紙…
私は、開けてみた
入ってたのは、指輪と手紙…
『*Happy Birthday*
いつも歌をありがとう!
マスターより』
ミ:馬鹿マスター…
きちんと、渡してくださいよ…
今日は私の誕生日だった
私すら忘れてたのに…
本当にマスターは、馬鹿だ…
マスター…
ありがとうございました
本当に大好きでした
それと、さようなら…
マスターに、この気持ちよ…届け!
―END―
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