不器用な君

10/18
1130人が本棚に入れています
本棚に追加
/243ページ
誕生日当日―― 「「「「 HAPPY BIRTHDAY!!! 」」」」 「ありがとうございます」 朝から寮のリビングは賑やかだった。 朝に弱い俺もチャンミンのためだと 体にムチを打つ。 テーブルにはジェジュンが腕をふるった ご馳走が並べられていて、中央には 特大サイズのケーキが用意されている。 「はい、チャンミン♪ 僕からはこのご馳走をプレゼントするね。」 「ありがとうございます。」 「俺からは、新しい本を。 何がいいか分からなかったから、 妥当なもんにしたよ。」 「いや、嬉しいです。 さっそく読ませてもらいます。」 「チャンミ~~ン☆ 僕からはコレあげちゃう!!」 「…納豆なんて要りませんよ。」 「ぇえ―!? プレゼントは自分が貰えたら嬉しい物を あげると相手は喜ぶって ジェジュンが言ってたのに!!」 「貴方と喜ぶ物が同じだったら 僕は一閃の終わりですね。」 そうチャンミンがジュンスに いつもの毒舌を吐くと リビングは笑い声に包まれた。    
/243ページ

最初のコメントを投稿しよう!