同じ屋根の下の禁忌

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その一言を言うと、こちょこちょをやめてくれた。 浦「ありがとう、はぁー死ぬかと思った。」 ちあきは高校生になるのに、子供っぽい。まぁそこが可愛いんだけどね。 ち「お兄ちゃん……分からないでしょ………」 浦「何が?」 早くネットやりたい。 つか、ねむー ち「私の気持ち。」 うーん…… 確かに考えたことないな、いつもちあきはニコニコで幸せそうで悩みなんてなさそうで…… でもそれって上辺だけってことか? 浦「どうせおなかがすいたーぐらいだろー?」 ちあきが一瞬唇をかんだ。 ち「ちがうよ……ちがう。」 するとまた、太陽みたいな笑顔をみせた。 "なんでもないよ" そう、伝えてくれてるんだろうか? 浦「ふぅん……、じゃあ俺ネットやるから。」 ち「私もやりたいー!」 表情が、ころころ変わる。ちあきは何考えてんの? 浦「先にやっていいよ。」 ち「悪いよ。一緒にやるのは?」 浦「めんどーい、寝る。」 ちあきは口角をあげ、目をほそめる。 笑ってるはずなのに、悲しそうに見えるのはなぜ? ち「わかった、ありがとう。」
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