君の存在を否定したい

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―――――― ――――――――― 「れんじー、ゲーセンいこうぜ!」 れ「おう……」 ジロジロみんなよ、カス 女はうぜぇ せっかくの楽しさ半減した…… 「お前人気者だな!」 れ「黙れ……」 身長が少し高いのと、ちょっと顔が整っているのがめだつのだろう。 「悪い……あ、俺ちょっとハンバーガー買ってくるわ。」 突然一人になった俺は、ベンチにおしかけた。 ふと、路地から声がした。 ケンカか? 俺にはかんけーねぇな。 するとクレープを持った一人の女子が、路地のケンカに気が付いたのか足を止めた。 そのまま帰るのかと思った。 女子は走った。 路地へ。
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