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「イギリス、お腹が減ったんだぞ!」
…なんでこいつは俺んちにいるんだ
でもしょうがないからキッチンへと向かう。
確か昨日作ったスコーンがあったよな
「イギリスはツンデレなんだぞ!」
「ツンデレじゃねぇっ!」
全くどこでそんな言葉を…
日本からの影響だな。多分。
「ほらよ」
アメリカにスコーンを差し出す。
「え…なんだいこれ。君の最新兵器かい?」
「スコーンに決まってるだろ」
「焦げてるんだけど…」
「ちょ…チョコ味だ」
「こんなもの食べれるわけないだろ!アイスが欲しいよー」
ガシャン!
「あ・・・」
アメリカの振り上げた腕が当たって、皿が粉々になった。
スコーンも…
ムカついたけど、わざとじゃないし、俺はスコーンを片付けようと腰をかがめた。
「あ~お前何やってんだよ…」
当然、俺はアメリカが謝ると思っていた。
でも、
「は…HAHAHA!正義のHEROがイギリスの悪の兵器を倒したんだぞ!」
その瞬間、頭に血がのぼった
。
「出てけ!!」
何なんだこいつは。勝手に人んち来て腹減ったとか我が儘言って、しまいには俺が作ったスコーンにケチつけて落としやがった!!
ふと気がついたらアメリカを家の外へ追い出していた。
ドアを閉める瞬間に、アメリカの悲しそうな顔が見えた。
ざまーみろと思った
バタン
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