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宍崎「列の右の奴から紹介を始めろ」
真田「一年一組、真田 和広(さなだ かずひろ)、桜木中出身、ポジションはピッチャーとセンターで四番をやっていました、自慢が出来るのは肩力と根性なことです、よろしくお願いします」
周りがオォーという空気になる
倉児「俺、あいつ知ってるぜ」
逢坂「さすが我らが諜報部員、でどういうやつなんだ」
倉児「去年の夏大であの最帝中の武藤 佐懌(ぶとう さえき)からホームランを打って福島 宮(ふくしま きゅう)を二打席打ち取っている」
逢坂「マジかよ、あの最帝中に勝ったのかよ」
末恐ろしいやつが入ってきたもんだ
倉児「いや勝ってないよ」
逢坂「へっ」
拍子抜けした声出してしまった
倉児「その試合は8対1で負けてるよ、完投こそはしたんだけど、エースと四番以外にはコテンパンって言うか、ホームラン以外は三振、三打席目はタイムリースリーベース打たれてるしな、つーか、去年最帝は全国行ってんだから負けてるはずねーだろ」
逢坂「最もな意見だな」
宍崎「よし、次」
そして段取りよく一年のあいさつが進み最後の一人になった
最後の一人はさっきのハーフだった
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