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キルト
「ミル、…ミル!」
ミル
「んー…後少し…(眠たそうに」
キルト
「駄目だって言ってんだろ。 ほら、さっさと起きな」
ミル
「ふぁっ…何…キルト…?(欠伸して眠たそうに」
キルト
「何、じゃないだろ。 さっさと起きて学校に行くぞ」
ミル
「ん…わかったよ。 着替えるから部屋出てて」
キルト
「ちゃんと起きるんだぞ」
ミル
「はーい…。 …たくっ、学校行っても俺の話し相手はキルトと先生だけなのにな」
キルト
「ミルー! まだなのかい?」
ミル
「もう少しだよ!」
キルト
「あたいはミルの姉なんだからね」
ミル
「姉代わりでしょ? 用意出来たから早く行こっか」
キルト
「姉も姉代わりも言葉が違うだけで一緒じゃないか」
ミル
「一緒じゃないからね」
キルト
「小さい頃のミルは可愛かったんだがな。 キル姉(ねえ)キル姉って言ってあたいの後をついて来たのに」
ミル
「それは小さい頃の話でしょ……俺はもう十三歳だよ」
キルト
「あたいにとってはミルはまだまだ、こ・ど・もなんだよ」
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