〓監獄の中の夢

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「君はなかなか俺にあいに来てくれないよね・・・酷いな」 「・・・・・・」 胡散臭い・・・ 「・・・まあいいや、ジョーカー、ちょっと出掛けよ」 ジョーカーの顔が真横にあるからどうしようもなくジョカの方を向いていう 「「何処に出掛ける(んだ)(の)?」」 「・・・」 ああ、またややこしく・・・どっちか改名・・・ジョーカーはジョカだからどっちかが改名したらもう片方も改名しないとなのかな? いや、でもジョーカーって名前二人とも気に入ってるみたいだし変えないか・・・ 「・・・とりあえず秋に」 「秋?寂しくなる季節だな」 「ジョーカーは四季全部に難癖つけるよね、でもたまには他の季節にいってもいと思うよ」 「そうか?お前の考えってわかんねえな」 「じゃあ三人で行こう」 「なんでジョカまで頭数に入ってるの?」 「俺だけ仲間外れにしないでよ」 ・・・ジョカ・・・まあいいか・・・一緒に出掛ける位は・・・ ××× 「・・・」 で、秋に来てみた ジョーカーは何気に結構食い意地が張ってるから何かしら買い食いしてるしジョカは纏わり付いて来るし・・・ 「はぁ・・・」 「?どうかしたのかカル」 「ジョーカー、良く食べるね」 「そうか?」 食欲の秋・・・? というか肩を組んでくるジョカがうざった・・・のせいで歩きにくい、というか身長差から考えても組み難いよ僕と肩 「ジョカ、邪魔い」 「えー、酷いな」 「歩きにくい、重い、退けて」 なんかイライラしてきた・・・はぁ・・・なんでこんな精神的ダメージ受けまくらなきゃ駄目なのか・・・ 「・・・仕方ないな」 ジョーカーがぱ、と離れた、体が軽くなった錯覚 実際は元の重さに戻っただけだけど 「肩こる・・・」
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