第一章 始まりの日

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  雛 「と~もちゃん、あのねぇ~前に話した噂の続きなんだけどねぇ~次の日にぃ~なったらねぇ~また手紙が来るんだってぇ~」 ともみ 「またその話? 前の話の内容なんて覚えてないわよ」 雛 「駄ぁ目~! ともちゃんには覚えて貰わなきゃ駄目なの~」 ともみ 「興味ない…。 それにしろやぎさん、だっけ? そんな噂信じて馬っ鹿みたい」 雛 「いいからぁ! 雛の話聞いてぇ」 ともみ 「はぁ……わかったわよ」 雛 「ありがとぉ~! 雛、ともちゃんの事だぁい好き」 ともみ 「はいはい、私も雛の事好きよ」 雛 「でねぇ、しろやぎさんからのお手紙を届いたその日に返さなきゃしろやぎさんが迎えにくるんだよぉ~」 ともみ 「実際に来た人は?」 雛 「この噂の発信源の人が消えたんだってぇ~」 ともみ 「家出とかじゃなくて?」 雛 「何かぁ~、友達と話してる時にぃ、いきなり消えたんだってぇ~」 ともみ 「奇妙な話ね」  
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