第一章 始まりの日

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  冬華 「光輝くんにも困りました…」 光夜 「……ねぇ、冬華。 昨日話した噂は光輝にも話してないよね?」 冬華 「はい…、話してませんが?」 光夜 「話してないならいいんだっ」 冬華 「…あんなに秘密にしといてって頼まれましたら話しませんよ」 光夜 「双子だからこそ光輝には秘密にしていたいんだ…」 冬華 「光夜くん…?」 光夜 「何があっても光輝には言わないでね」 冬華 「はい、約束は守ります…」 光夜 「じゃ、いつものあの場所に行こっか! 説教が終わったら光輝もあの場所に来るんだし」 冬華 「そう、ですね。 これで光輝くんも懲りたらいいですが……」 光夜 「無理無理。 だって光輝だもん」 冬華 「…ですよね」 光夜 「あっ、お菓子買って行っていい?」 冬華 「……駄目です」 クロス 「クル……、早く行かないとクルが…」  
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