プロローグ

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  萌 「うんしょ、うんしょ」 男子生徒A 「萌ちゃん、荷物重いでしょ?」 男子生徒B 「俺達が持ってやるよ」 萌 「ううん、これは萌のお仕事だもん」 男子生徒A 「可愛いなぁ」 男子生徒B 「萌ちゃんにこんな重いの持たせられないって! なあ?」 男子生徒C 「ああ、当たり前だろ! だから俺達に任せなよ」 萌 「ありがと~。 萌嬉しい」 女子生徒A 「…ちょっと、あいつ調子に乗ってない?」 女子生徒B 「言えてる~」 女子生徒C 「男子もデレデレしちゃって」 女子生徒B 「シメちゃう?」 女子生徒A 「そうね…。 これ以上調子に乗らせないようにしましょう」 萌 「萌に何か用?」 女子生徒C 「最近男子にちやほやされてるからって調子に乗ってんじゃねぇよ」 萌 「萌はそんなつもりじゃないよぉ…」 女子生徒A 「その喋り方がうぜぇんだよ」 萌(心) 「怖いよ、萌はみんなに好かれたいだけなのに……。 …またあの頃みたいな思いをするのは嫌…」 女子生徒B 「自分が可愛けりゃ大人しくしてな」 女子生徒A 「そうすりゃ、なーんにもしないからさ。 キャハハハハ」  
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