次の日

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健太が起きたとき外はもう朝だった。 健太はなんだか不思議な気分だった。そして昨日の出来事は夢のように思えた。しかし、そんな気分も一気にさめた。 「おはよう」 健太は昨日の出来事が夢じゃなかったことを思った。 とりあえず健太はそこから逃げ出したかった。そして、朝食を食べようとリビングへ向かった。けれど神様は自分のあとを付いてくる。健太は戸惑ったがそのままリビングへ行った。 リビングへ行くと家族が先に朝食を食べていた。健太は神様の存在が家族のみんなに見えないかと心配だった。しかし、みんないつもと変わらない様子で朝食を食べていた。 健太は安心した。もし神様の存在が見えたら家族にどう言えばいいか分からなかったからだ。 とりあえず健太も朝食をとることにした。健太が朝食をとっていると神様が 「今日は何をするんだい」 と、聞いてきた。健太は今日の午前中は中学校のテニスの部活の練習があった。しかし、その事を神様に伝えるにも健太が神様に喋りかけると、家族のみんなにしてみれば健太が独り言を言ってるようで気味悪くなる。 健太はとりあえず朝食を食べ終え一人っきりになってから神様に喋べろうと思い急いで朝食を食べ自分の部屋に戻った。 部屋に入ると健太は神様に話しかけた。 「あ、あの~みんなが居るときに話しかけられても困るんですけど」 すると神様は笑いながら 「ハッハッハッ別に君が私に話しかけなくても大丈夫だよ。私は君が思っていることが分かるんだからね」 健太は驚いた。神様が自分の思っていることが分かるのなら、神様のことを悪く思っただけでも神様にバレてしまうのだ。
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