24日

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ふと、この雪は神様からのプレゼントだろうかと思う。 全てを包んで、許す。 常識では考えられない、同性との愛を育む自分たちへの免罪符なのではないかと。 「僕の愛は変わりません…許して下さっていると思ってもいいですか…?」 凍えるような気温の中で身体はすっかり冷えてしまったけれど、篠崎は降り積もる雪さえ溶かしてしまいそうな、暖かい笑顔をしていた。 END
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