24日

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思い出したようにポケットを探った篠崎は、ディスプレイを見てふわりとした笑顔を零した。 その顔があまりにも幸せそうで、ましてや仕事中には決して見られない表情だけに、麻倉ばかりか睨んでいた看護師までもがあっけにとられた。 「か…のじょからですか…?」 思わずドキリとするようなそれにうろたえた麻倉はやっとの思いで問う。 「うん、恋人」
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