24日

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「そうですね… Merry Christmas、真壁さん」 『Merry Christmas …雅史?』 「え?」 音もなく舞い落ちる雪は、町並みを鮮やかに白一色へと染め上げていく。 街の綺麗さも、汚れた部分さえ隠すように、まるで浄化するように。 『早く帰って来い。明日は休みだから』 「飛んで帰りますよ」 篠崎は笑いながら電話を切り、空を見上げた。
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