24日

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「はい、いいですよ。じゃ薬を出しておきます。雪らしいから 早く帰って暖かくしていて下さいね」 篠崎は目の前で赤い顔をしている患者に優しく声を掛けた。 夕方から続いた風邪の患者も彼で最後のようだ。 付き添いの彼女が頭を下げて、寄り添うように診察室を出て行った。
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